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  • 執筆者の写真Canna

クリムト展

時間が前後していますが、先週有休を取って東京に行ってきました。


初めは1泊2日でゆっくり行こうかと思いホテルも予約していましたが、用事ができてしまい宿泊は断念。日帰り弾丸ツアーです。


何が目的かというと・・・


クリムト


大好きなんです!


そんなクリムトの作品が来日することを知ったのは昨年秋。


絶対行く!!と決めて年明けの前売り券発売と同時にチケットゲット!

ライブじゃないからチケットが売り切れるなんてことは無いんですけどね…


そんなこんなで指折り数えて迎えた上京です。


東京都美術館のクリムト展

国立新美術館のウィーンモダン展


上野と六本木は日比谷線でつながっているとはいえ、30分位はかかります。

日帰り、しかも2箇所をハシゴということで時間との戦い。


まずは新幹線降りてすぐの上野東京都美術館へ。


折り畳み傘の面積じゃ雨を避けるには少し心もとなさを感じさせる雨の中、恐らく目的地は同じであろう人たちを早足で追い越し。

早足で行くものだから足元が派手に濡れるけれど御構い無し。

というか、構っていられない。

半年以上も前から楽しみにしていてやっと来ることができたのだから。

1秒でも早く会場について1秒でも長く作品を見たい。



ポスターのデザインにある官能的な表情が印象的な「ユディトⅠ」、撮影スポットになっている「女の三世代」 壁面に描かれた「ベートーベンフリーズ」は複製でしたが迫力が凄い! 写真などで見るクリムトの作品は女性の官能的な表情や抽象的な装飾、ゴールドの色使いが印象的。 近くで見ると画材はもちろん貝や貴石など実際に埋め込まれていたりと立体的に表現されていて今まで自分が抱いていた絵のイメージとは異なっていました。 装飾の華麗さやゴールドの使い方が本当にウットリする。 ゆっくり見ていたいけど次があるので正午には切り上げ。 東京は駅までの移動とかめちゃくちゃ歩くので車移動に慣れ切った地方民にはキツイですね… 次は六本木に移動

国立新美術館は大好きな場所で何度も行っても「ハァァ~」ってなってしまいますw

透明の茶室ができてからは初めて。

帰りにバシャバシャ写真を撮ってしまいました。

こちらはクリムトだけでなく、19世紀末のウィーンの芸術の流れがテーマ。

絵画作品だけでなく、家具や工芸品。ファッションなど多岐に渡って大ボリュームの展覧会となっています。


正直クリムト目当てで行ったのでサーっと見て帰ろうと思っていましたが…

想像以上に私のツボをくすぐる作品が多くスルー出来ない!

特にクリムトらが立ち上げた分離派展のポスター

これらのデザインがモダンでとにかくカッコいい!


作品の説明に書かれていた

「余分な物を削ぎ落とし本質的な要素を強調」という事で様々な手法で描かれているのですが、正にその通りでシンプルだけど見る側に訴える力のある作品群でした。


帰りの新幹線の時間との戦いで時間の許す限り目に焼き付けてきました。


唯一撮影OKのエミーリエ・フレーゲの肖像

壁面の紫の中に佇む絵がある空間はシンプルだけどファッションサロンを経営していた自立した女性であるエミーリエのイメージにピッタリ。

普段グッズは購入しないのですが、今回は財布の紐が緩んでしまった…

気に入った絵柄のポストカードとカッコいいと感じたクリアファイル


幸いにも分離派展ポスターのグッズは見かけなかったので買わずに済みました。

あったらヤバいです。

財布の紐が緩むどころの話では無くなるのでw


今回印象に残ったいくつかの作品の中の一つ。

画像はネットより拝借


ハンス・マカルトの作品

背景のワインレッドが印象的でカッコイイなぁって。

一回通り過ぎた後、気になってもう一度戻って見たりしてしまった作品です。

不思議な魅力を感じます。


時間があったらマルイとかに行って服とか見ようかな。

なんて初めは思いましたが、圧倒的ボリュームとツボをくすぐる作品群に目を奪われ時間いっぱい展覧会を堪能。


時間ないのに茶室付きの外観の写真を撮ってて更に時間が…

国立新美術館から六本木駅、日比谷線の上野駅から新幹線乗り場まで歩けるところは全て速足。

途中改札にはじかれるハプニングに見舞われ上野駅に着いたのは帰りの新幹線出発の20分前w

買い物どころかトイレ行って飲み物買うので精一杯。駆け足で廻った1日でしたが、無理くり時間作って上京して良かった♪と思う大満足な時間でした。


2か所とも平日・悪天候にも関わらず混雑していました。

何分も待たなければならないとか作品が一部しか見れないなんてことはないですが、ガヤガヤした雰囲気です。


クリムト展は正にクリムトがメイン。

ウィーン・モダンはオールスターな感じ。


ただ、クリムト展にあった分離派展のポスターの中に「検閲後」というのがあり、「検閲前は?」となりましたが、ウィーン・モダンに「検閲前」の作品があり、違いを知ることが出来たので、時間の余裕があったら2か所見に行くことをお勧めします。

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